30オーバーの婚活とそれから

30オーバーの婚活とそれから

肉食系30オーバーの婚活と結婚生活

意味深

出勤したらボスが、今日は僕の同期をよろしくね!と言って会議に行ってしまった。お昼はボスがいないので同じアシスタントの井上さんと二人で食べに行った。

  

井上さんが、ボスの私への態度は自分に対するものと全然違う、すごく可愛がってるって感じ、と言ってきた。

それは井上さんがボスより年上で、私が年下だからでは…と言ったが、井上さんはそれだけかな~と他にも言いたげな感じだった。井上さんがこんなこと言うのは何か意味があるはず。嫌味を言うような人ではないし。

 

でもボスが私を可愛がってくれているのは、正直嬉しい。

恋愛関係になることができないなら、雇用関係でもいいから、ずっとボスと関わっていたい。そう思ってしまうのもいけないことなんだろうか。

 

 

 

夕方、ボスの同期との打ち合わせの時間になった。きっちり時間通りに男性がノックして入ってきた。

金澤さんですか?ボスから伺っています。御案内します。

そう言って簡単に自己紹介をして仕事の説明を始めたけど、金澤さんは私の説明なんて聞いてない感じ。そんなことより、みたいな感じで雑談をしてくる。

 

私は意外と真面目だから、説明しておいてと言われたからにはちゃんとやりたい。なんとか自分の調子に持っていこうとするけど、この金澤さんの話のそらせ方が強引過ぎて仕事の話ができない。事あるごとに私のことを質問してくる。イライラする。

金澤さんの事前情報は、すごくまじめで、同期一仕事ができるらしい。なんなんだろうこの人。私がアシスタントだから仕事の話ができないってバカにしてるのかしら。

でもすごく緊張してる感じはする。それに女性慣れしてない感じ。

 

 

このままでは私は役立たずだ。ボスをガッカリさせてしまう…。

そう思ったらボスが小走りで入ってきた。お待たせ、話は盛り上がった?って。

うまく説明できなくて…と言いかけると、金澤さんが、すごく楽しかったです、と口を挟んできた。

私はちゃんと業務がこなせなかったことが恥ずかしくて、では私の任務は終わったので…と挨拶もそこそこに逃げるように部屋から出ていった。ドアを閉める瞬間、ボスの心配してそうな表情が見えた。

 

 

なんなんだろ今日の。モヤモヤする。

夜ボスからメールが来ていた。

今日はありがとう、助かったよ、と。

 

いつもは返事をすぐするけど、今日は返信する気になれなかった。